

ベトナム料理にも、多くの鍋料理があります。ベトナムの鍋料理も各地域により味付けが少しずつ異なり、季節によっても旬の食材が楽しめます。
ベトナム ダナンは、11月頃~2月の雨季に合わせて寒くなるので、温かい鍋が人気メニューの一つとなります。
今回は、地元の人も大好きなベトナムの鍋料理をご紹介します。
ベトナム各地域の鍋料理の特徴
ベトナムの鍋は、ベトナム語でLẩu(ラオ)と言われ、ベトナム全土で非常に人気の高いベトナム料理の一つです。
- 北部(ハノイ方面)
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アヒル鍋やキノコ鍋などが人気で、調味料などで塩辛い味付けが多いのが特徴。
- 中部(ホイアン、ダナン、フエ)
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海鮮鍋や牛鍋、鶏鍋などが人気で香草と唐辛子を使用し少しピリ辛の味付けが多いのが特徴。
- 南部(ホーチミン方面)
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ドジョウ鍋やラウマム(魚醤(ヌックマム)を使用した鍋)が代表的なメニューで、少し甘い味付けが多いのが特徴。
ダナンで美味しい鍋を食べてみよう!
海鮮鍋「Lẩu hải sản(ラオ・ハイ・サン)」
ダナンの海鮮鍋は、豚骨出汁をベースにダナン沖で穫れた新鮮な魚介が入るのがポイントです。
粉唐辛子とレモングラスが合わさった調味料やトマトもスープに溶け込み、アッサリとした味わいになります。
エビやイカ、ハマグリなどの魚介類は、鍋とは別皿に盛られて提供されますので、鍋の中で新鮮な魚介を煮込み過ぎる心配もありません。
お店によっては、BÚN(ブン)と言われる米粉から作られた細麺が提供されるので、鍋の〆として茶碗に麺を入れ、魚介の出汁がたっぷり利いたスープを茶碗に注ぎ、最後まで鍋を堪能することが出来ます。
牛鍋「Lẩu bò(ラオ・ボー)」
ダナンの牛鍋は、たっぷりのコラーゲンが得られる鍋料理です。
牛すじの部位が豪快にぶつ切りで入っており、その他にもタン、里芋、香草などの具材がたっぷりで、牛骨のスープと良く合います。
お店によっては卵麺やダナン名物ミークアンの麺も提供されますので、こちらも鍋の〆として牛骨出汁が利いたスープと麺で、より一層美味しく堪能できます。
鶏鍋「Lẩu gà(ラオ・ガー)」
鶏鍋は、ベトナムの地鶏を使った人気の伝統的な鍋料理です。牛鍋と同様でコラーゲンがたっぷりでヘルシーな鍋料理です。
お店によって鶏鍋の調理法は異なり、鶏足(もみじ)を入れるお店やレモンの葉を使うなど、各店工夫された鶏鍋メニューがあります。
スープは鶏ガラが基本で、漢方などでも使われるクコの実ベースの調味料を入れ長時間煮込んでいるので、クセのない鶏本来の美味しい風味が味わえます。
具材となる新鮮な野菜は、あまり煮込みすぎないようにするのが美味しく食べるコツですよ。
鍋料理は、主にローカルのベトナム料理店で堪能することが出来ます。
寒い季節にピッタリな鍋料理。ベトナムでも是非お試しされては如何でしょうか。ベトナム旅行リピーターでローカル店を極めたい方にもお勧めです^^
ダナンにある日本食レストラン”一寸法師”では、モツ鍋をはじめ、豆腐鍋、すき焼きなどがあります。筆者は豆腐鍋をベースに海産物或いは、鶏肉・牛肉、野菜などを追加で注文し、〆に麺或いはご飯と玉子でオジヤを作ります。
ご一緒にご旅行されている方と鍋を囲むことで、より楽しい旅の思い出が作れることでしょう。

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