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ダナン名物ミークアン(Mi Quang)は、米粉から作られた麺料理です。
見た目は日本のきしめんに似ており、更に日本人の味覚にも合うことから日本人旅行者の中でも高い人気を獲得しているベトナム料理です。
ミークアンは日本が由来?
ミークアンの歴史は諸説ありますが、ホイアン名物の麺料理「カオラウ」と同様の流れで、貿易が栄えた1600年前後(江戸時代初期)に日本から伝わり、平打うどんから変化した料理だとも言われています。
ダナン市内にもいくつかミークアン専門店がありますが、まだガイドブックにも掲載されていない隠れた名店をご紹介します。
ミークアン専門店「AI NGHIA」(アイ 二ア)
ドラゴン橋から空港寄りに歩いて10分くらいのところにあります。
ベトナム語名 | Mỳ quảng Ái Nghĩa (Mì QuảngのMìは、Mỳと言うこともある) |
住所 | 30 Lê Đình Dương, Đà Nẵng |
営業時間 | 6:30~22:00 |
定休日 | 無休 |
予算 | 約30,000ドン(約160円)前後~ |
1972年創業の老舗 絶大な人気を誇る
ランチタイムも満席
1972年にダナンの隣の県(Quang Nam省)で創業して以来、その味をずっと守り続け地域の人に絶大な人気を得続けています。
ランチタイムや夕飯時になると店内はすぐに満席になる程。
口コミで人気も広がり、ハノイやホーチミンからの旅行者も多く訪れます。
ミークアン一杯が提供されるまで5分もかからず回転率も良い為、満席時でも少し待っていればすぐに席が空くので何十分も待つ心配もいりません。
オススメは牛肉のミークアン(Mì Quảng bò)
人気No1のメニューは、牛肉のミークアン。味がたっぷり染みこんだ牛細切れ肉は柔らかく香りも豊か。
牛肉は麺とピリ辛の出汁との相性も抜群で、別皿で提供される新鮮な野菜をお好みでのせて食べるのもまた格別な美味しさです。
看板商品は他にも(Mì Quảng ếch)
お勧めは牛肉のミークアンですが、他にも壷とザルで提供されるカエル肉のミークアンが看板商品です。こちらはベトナム人旅行者から人気のメニューとなっています。
ミークアンの美味しい食べ方
ミークアンを注文すると、野菜と焼いたライスペーパー(Bánh tráng nướng)5,000ドン(約25円)も別皿で合わせて提供されます。
野菜は、お好みに合わせてミークアンの茶碗に入れ、焼いたライスペーパーは細かく割って上に乗せます。
※焼いたライスペーパーのみ別料金で、野菜やライムなどの調味料は料金に含まれています。
テーブルに置いてあるライムや調味料などもお好みに合わせて茶碗に入れていき、混ぜてから食べるのが正しいミークアンの食べ方です。
辛いのが好きな方は…
ピリ辛の出汁ベースですが、辛味が足らない際は、テーブルの上に置いてある唐辛子ペーストの調味料を入れて食べるのも美味しく召し上がれます。
また、大きい青唐辛子はそのままかじりながらミークアンを食べるのがベトナム流の食べ方。
明朗会計と大きなメニュー表記が嬉しい
店内の壁には大きくメニューが記載されているので指をさすだけで注文が可能です。カッコして英語表記もあるので安心ですね!
オススメの牛肉ミークアンは、左上から6番目のBO(BEEF)25,000ドン(約130円)。焼いたライスペーパー(Bánh tráng nướng)を合わせても合計料金は30,000ドン(約160円)驚きの価格です!
※焼いたライスペーパーは(Bánh tráng nướng)は、別料金5,000ドン(約25円)です。Wi-Fiも利用可能
壁に大きく表示されたメニューの右上には「FREE WIFI」と記載され、パスワードも手書きで書かれています。食事を取りながらインターネットが利用できるのも嬉しいポイント。
1972年創業から守り続ける味
笑顔が優しいオーナーご夫妻
1g、1ccの違いも許さない
他店では調理スタッフや日によって味にバラつきがある中、こちらのお店では全てオーナー自身が調味料配分の味付けを行っています。
「ミークアンの味は繊細で少しの調味料配分により全く違う料理になってしまう」と語るオーナー。
出汁はもちろんのこと塩や砂糖などの調味料配分は1g、1ccの差も許さない程。徹底して厳しい基準で調理しているからこそ安定した味を維持できるのです。
また、なんと言ってもオーナーの優しさが溢れる家庭的な味が隠し味になってますね!

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