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ホイアン(Hoi An)にある日本橋の正式名称は来遠橋(ChùaCầu)と言い、「朋あり遠方より来たる、また楽しからずや」という論語から後に名付けられたとされています。
日本と縁の深い橋
日本ととても縁のある橋で、今から約400年以上前の江戸時代が間もなく始まろうとしていた1593年に、当時ホイアンに居住していた日本人が架けた橋と言われています。
江戸時代の鎖国が始まるまで、朱印状の1/4にあたる程ホイアンと交易が盛んだった歴史があります。
修復を繰り返しながら既に400年以上の歴史ある来遠橋は、ホイアンを代表する観光名所の一つとして一日中観光客で賑わっています。
来遠橋(日本橋)への行き方
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来遠橋の中に入って観光するには、チケット売り場で売られている観光チケット1枚(5枚つづり1セット12万ドン)が必要です。来遠橋入口の交差点角にもチケット売場があります。
来遠橋の通行だけの場合は、チケットの提示(もしくは提示不要)だけで通れます。しかし、時間帯やスタッフによってはチケット1枚分が必要などルールが曖昧です。
[JTB-ホイアン]
2万ドン紙幣にも来遠橋が描かれている
来遠橋は2万ドン紙幣の裏面にも印刷されており、ベトナム全体でも有名な橋です。
1593年に日本との友好関係の象徴として、当時ホイアンにいた日本人たちが架けた屋根付きの橋ですが、建築間もなく江戸時代の鎖国が始まりホイアンに居住していた日本人は一斉に帰り始めた為、文献は少なく建築した日本人達の名前は未だ分かっていません。
来遠橋を渡ってみよう!
屋根の装飾を見ると中国風のようにも見える来遠橋は、建設された当時(1593年頃)にあった日本人街と中国人街を結ぶ橋として架けられました。
屋根の建築には、当時ホイアンにいた中国人も協力して造られたとされています。ちなみに、来遠橋と描かれた下の丸い彫刻は魔除けの意味が込められています。
来遠橋の中にはカウ寺という小さなお寺もあります。
来遠橋中央のお寺の中には祭壇があり、色とりどりのランタン(提灯)で装飾されています。
ランタンには日本語で「ホイアン」の文字が書かれたものもあり、日本との交友関係が良好なことも感じとれますね!
ランタンの雰囲気が素敵
また、昔の日本橋の写真も飾られており、当時のイメージが膨らみます。
橋の長さは18メートルと短く、橋の構造や装飾に目を取られているうちにあっというまに渡りきってしまいますが、過去にタイムスリップしたかのような神秘的な体感ができるでしょう。
橋の両端にある戌と申の像の意味は?
申の像
戌の像
申年に建築が始まり戌年に終わったことから戌と申の像が造られました経緯があります。
戌と申の像が、来遠橋の中にあるお寺と来遠橋の安全を守っているような不思議な雰囲気もありますよ。
現在の来遠橋の姿は今だけしか見れないかも
来遠橋は年々老朽化が進み、度重なる修復工事で橋全体が歪んできていることから、将来的に一度全てが解体され全面改修される工事が予定されています。
その為、現在の来遠橋の姿を見えるのは、今だけかもしれませんね…

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